こんにちは、マーティン・アーノルドです。
新型コロナウィルスが企業や労働者に及ぼす影響を抑えるべく、ドイツ連邦政府は先日、包括的対策パッケージを打ち出しました。その内容は下記のとおりです:
【短時間労働への操業短縮労働者助成金(Kurzarbeitergeld)の給付要件の緩和】
操業短縮労働者助成金は、景気後退などの理由によって休業を余儀なくされた労働者について、当該休業により賃金の支払いが減少した場合に、補てんのための費用を支給する制度で、3月上旬からの申請・適用が原則可能となります。
【税制上の特例措置】
企業の流動性を改善する措置として、税金の納付期限を延長するほか、予定納税額を低く設定することが可能となります。
【企業向け大型支援】
企業が融資を受けやすくする措置として、ドイツ復興金融金庫(Kreditanstalt für Wiederaufbau, KfW)の既存の融資方針の緩和などを挙げています。
【欧州諸国との連携強化】
感染拡大を抑制し、経済への影響を緩和するため、ドイツ連邦政府は欧州諸国とさらに連携するほか、欧州委員会が提案した「コロナ対策投資イニシアティブ(投資総額:250億ユーロ)」に賛同しました。
上記につきましてご質問等がございましたら、弊社ウェブサイトのお問い合わせフォームにてご連絡くださいますよう、お願いいたします。
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