AMIブログ

移転価格と自動車の共通点は?
2020年10月2日
カテゴリー/ コンサルタントの一日

転価格文書を作成する際、常に思うことがあります。

ベンチマーキング分析(クライアントの「あるべき利益率」を、データベースを用いて算出する作業)は、TP専門家とクライアントが協働しながら進めるべきです。

事実分析(クライアントがどのようなビジネスを展開しているのかをまとめる作業)に関しては、TP専門家はクライアントと連携しながら作業を進めていくのに、いざベンチマーキング分析となると、(暫定)結果が出てはじめてクライアントに報告するケースが見受けられます。

その場合、本来起こってはいけない問題が発生してしまうことがあります。

「選定された比較対象企業が、我々とまったく類似していない。」
「産業コードや選定基準が、我々が想定したものとは違う。」
「我々のビジネスをちゃんと理解した上でベンチマーキングしたのか、疑ってしまう。」

まさに「蓋を開けてびっくり」です。

このような事態を回避するために、ベンチマーキング分析を実施するに際しては、産業コードの選定などといった初歩段階から、TP専門家はクライアントに提案し、クライアントから確認をとるべきです。

もちろん、「協働」とはいえ、データベースを実際に操作するのは、あくまでもTP専門家の仕事です。
適切に操作するために、クライアントのサポートが欠かせない、という話です。
自動車に例えると、カーナビ(=クライアント)と運転手(=TP専門家)、といったところでしょうか。