最近、久しぶりに『星の王子さま』を読みました。
初めて読んだ30年前は、作品の趣旨がまったくつかめず。
今回も内容を完全に理解したとは言い難いのですが、僕なりに気づいたことが2点、あります。
星の王子さまは僕達に、次のことに気づかせようとしたのではないでしょうか。
一つは、「己のことは脇に置いて、まずは他人を思いやる」という『利他の心』をもつこと。
『利他の心』とは言うまでもなく、稲盛和夫氏が掲げる経営哲学の一つですね。
もう一つは、目先のことにばかり囚われず、自分にとって何が一番大切なのかを見抜くこと。
これは、前回お話しした『7つの習慣』の『第二領域』の話に通じるところがあると思いました。
『星の王子さま』がはじめて出版されたのは、1943年。
この作品が、今から77年も前に『利他の心』と『第二領域』の重要性を訴えていたとすると、それらの道標がいかに普遍的であり、ビジネス、そして人生において大切なのかということを意味するのではないか、と考えた次第です。